【こんなところにサワジェンヌ】〜生きているのではなくて生かされている〜毎日が感動の連続。心の琴線を震わせ、感性を磨き続けていきたい

森圭一郎さんというアーティストをご存知でしょうか?

魂の琴線に触れる、ソウルフルでありながら思わず涙してしまう優しい彼の歌声を一人でも多くの方に届けたいと、多忙な本業の傍ら、ボランティアで活動を続ける女性を取材しました。

彼女の名は藤本千恵さん
森圭一郎Live in滋賀実行委員代表
一般社団法人Love Hand project 理事として、活動されています。

毎日が感動の連続

---普段は本業をお持ちということですが、藤本さんのお仕事について少し伺ってもよろしいでしょうか?

 

はい、私は障害のある子どもたちの輝きを応援する仕事に携わって25年になります。日々子どもたちから教えてもらうことばかりで、毎日が感動の連続です。

数年前、病院で過ごす子たちに出会いました。表現が小さかったり、ぎこちなく見える子らも、たくさんのパワーを秘めていて、きらきらした瞳でありのままを伝えています。生きていることこそが素晴らしいと感じさせてくれる尊い存在です。

 

彼らに寄り添っていく中で
五感で伝えるとはどういうことか、文化を伝えるには…と考えるほどに
いかに素晴らしい文化を伝えるかより、その感覚や感性を連れてくる人物がどんな存在であるかの重要性に気づきました。

寄り添い安心できる関係を築きながら、本物の文化にふれる、こどもたちが自分自身こそ文化の担い手であると気付いて欲しい。
それは今は亡き先輩が心いっぱいに伝えてくれたメッセージでもありました。

そこで、専門職としての教養を磨くことはもちろん、もっと心の奥深いところにある自分自身の心の琴線を震わせ、感性を磨き続けていけるよう、音楽や芸術、食や自然…あらゆるものへのアンテナを張るように意識を変えていくようになりました

人生の転機「今、辛い渦中にいるあの子にこの歌を届けたい。」

---とても素晴らしい感性と情熱をお持ちの藤本さん。では、どんなきっかけで忙しい毎日の中でどのように今の活動に繋がっていったのでしょう?

 

はじめのきっかけは、より見聞を広めようと出かけた研修先で、森圭一郎さんというアーティストと出会ったことです。ソウルフルな歌声と楽しそうに奏でるアコースティックギター、やんちゃ坊主がそのまんま大人になったような屈托のない笑顔…事前にCDを聴きこんでいたにもかかわらず、それ以上のパワフルさに圧倒され、ほんものだけが持つ威力に魅了されました。

 


▲森 圭一郎
シンガーソングライター
埼玉県の自然の多い町で生まれ育つ
高校の時バンドを組み始め音楽活動を始める
16歳の時の事故で音楽活動は休止
19歳の時にギターを持ち始めソロで音楽活動再開
25歳の時に1st CDをリリースし、デビュー
その後日本縦断、アメリカ横断ツアーを行い世界中を旅しながら歌を歌っている
近年では日本語の持つ豊かな表情や音色を大切にした曲作りをしている
語る様な言葉から飛躍するメロディを歌う高低音の広さは圧巻もの
自身の詩の朗読を織り込んだライブは聴くものを魅了する
https://www.keiichiromori.net/

 

特に、ガツンと響いたのが「truth」でした。

“あなたの涙の訳を僕に教えて
苦しかったの 悔しかったの
それとも答えが見つからないの”
と始まり
“胸の奥は答えを知ってる
あなたは気付いてる”
と、結ばれます。

表向きの明るさのベールで包んで、人には見せないようにしてきた自分の内面を見透かされたかのような衝撃を覚えました。

16歳の交通事故の後、それまでの自分と大きく変わる転機を迎えた森さん。

だけど、今あの頃より幸せだと胸を張る森さん。

今、辛い渦中にいるあの子にこの歌を届けたい。きっと私の大切な人にも響くはず!聴いてほしい。出会ってほしい。

そんな思いで大切な友だちをLiveに誘うようになり、一緒に涙し、気づけば共にスタッフというチームを結成していました。

出会いは不思議と繋がるもの


---出会いから現在の活動に至る経緯はどういうものだったのでしょう?ご苦労も多かったのではないかと思いますが。

そうですね、こうして滋賀スタッフとして動き始めたのは2016年秋のことでした。

ただ、”森圭一郎”の歌が好きなだけで右も左も分からない素人ばかりで、何から始めて良いのやらとにかくてんやわんやでした。

目指すは2017年の春開催!しかもいきなりの2DAYS!
これは大変だあ!と焦りまくりでどこに向かって良いかわからないのに、どこかに向かって走りまくっているような状態です。絶対いいものにしたい!!

すると出会いというのは不思議と繋がるもので、「紫香楽ensou」という当時Openしたての素敵なcafeに出会いました♪

空間の素敵さからオーナーご家族のお人柄、それに一緒に作りましょうと集ってくださるみなさんのあたたかな和。

cafeの壁にある円相の書のごとく、Live開催の春には遅咲きの桜が舞う中、縁が円になり演奏を繋ぎ、えもいわれぬ一体感に包まれました。

一日目の大津会場同様、客席には、誘いかけに応じて来てくれた大切な人の表情が見え、地元滋賀のみならず、関東からもたくさんの方が来てくださいました。

さらにそれのみならず、「あ〜ちゃんの虹」の著者である林智子さんも会場にかけつけ、繋ぎたいと願っていた2人に会ってもらうことができ、充実感と達成感に包まれ、もっともっと繋いでいきたい。必要としている人がきっといるはず!という使命感が芽生えるようにもなりました。

また、これを機に2018年にはLove Hand Project主催で安土文芸セミナリヨ にて林智子講演&森圭一郎トークライブを開催することに繋がりました。

こうして、これまでに滋賀県内各地、大津、信楽、土山、栗東、彦根、水口、安土、長浜、そして伊賀と11回のliveを企画させていただいています。

▲藤本さんが手掛けたLiveの数々

 

あちこちに足を運び素敵なオーナーさんと出会い、いつも力をもらってきました。どの方も皆、できることはするよ!と笑顔が優しくあたたかな方ばかりです。繋いでくれた友人もいます。

そして客席には、これまで出会ってきた友人や大切な人。その人が一緒に聴きたいと連れてきてくださった大切な人。
いつも誰かの大切な人で溢れています。

Liveのたびに繋がりと想いの重なりに感謝することばかりです。そして、滋賀っていいなあ…やっぱ好きだなあと感じる自然の豊かさの中にある風景や風や空気やそういったものが音と合わせて身体に染み込んでいくような感覚になります。

私たちスタッフにできることは演者 “森圭一郎”が心地よく演奏できることと、来てくださるお客様が心に素直に楽しんでいただけるよう、せっせと土壌を耕し続けるだけです。

全ては森圭一郎がいかにありのままを表現できるか、お客様がそのまんまを受け取ることができるか、にあり、私たちは影武者としてひっそりこっそり活動しています。

そんな姿に気づき、焦点をあてていただきました今回の企画には心より感謝いたします。

自分に何ができるわけでなくとも、ただ繋ぎたい。応援したい。寄り添いたい。その思いだけで活動していることを見てくださっている方がいることは何よりの勇気になります。

 

大切なのは「つながり」


---そんな藤本さんを突き動かす、今一番の原動力とは何でしょう?

来てよかった
出会えてよかった

と大切な人同士が繋がるのを目の当たりにすると
やってよかったなあ…とつくづく思います。
また、スタッフそれぞれの役割を持ってくれていて、見えないところで必要なものを準備してくれたり、手作りのおやつを差し入れてくれたりとひとりひとりがとても愛しい存在です。

スタッフを結成した時、みんなが語りあった思いを歌にしてくれたスタッフがいます。彼女のハープに合わせて、Live前に演奏させていただいたこともあります。

 

「つながり」
…あなたの声があなたの歌が私に寄り添ってくれる
あなたはあなたのままでいいよと
語りかけてくれた…

この歌にある気持ちが今もずっとみんなの心にあり、きっと繋がっているんだなと実感するのです。

将来に向けてのビジョン


---今後に向けて、こうしたいやああしたいといったビジョンはありますか?

Liveを通して出会ったたくさんの人との繋がりを大切に、そっと誰かを応援し続けていきたいと思っています。
森圭一郎さんの歌にある想いや言葉が、きっと誰かの力になると信じて、これからも演奏の円相を紡ぎ続けてもらえることに期待しています。

そして、Liveにきてくださった方自身も自分の魅力や滋賀の素敵なところに改めて目を向けてもらえるような、そんな寄り添い方ができれば嬉しいです。

また、こうして出会った人との繋がりや感じた想いを、これから出会うこどもらにも、出会ってくれてありがとうの想いをこめて、返していきたいと思います。

藤本さん、ありがとうございました。
実は私も森さんの歌を生で聴いたことが数回あるのですが、森さんの歌は本当に心に響き、自然と涙が溢れます。
そんな森さんの活動だけでなく、様々な境遇の人たちの心に寄り添う活動をしていらっしゃる藤本さんは本当に元気でキラキラして、こちらまで元気のパワーをいただける、そんな女性でした。

藤本 千恵
森圭一郎Live in滋賀実行委員代表
一般社団法人Love Hand project 理事

HP
https://lovehandproject.wixsite.com/index

 

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