【世界のファッション】カナダに留学後、現地でリーガルアシスタントの資格を取得したキラキラ輝く女性の暮らし☆

多くの留学生が世界中から勉強するために集まってくるカナダ。
またその美しく広大な自然は世界中からの観光客を魅了してやまない国でもあります。

今回は日本からカナダのカルガリーに留学後、現地でリーガルアシスタントの資格を取得された向上心溢れる女性にインタビューさせていただきました!

語学留学やワーキングホリデーならカナダへ!

今から、七年前、語学留学でカルガリーに行かれたEmma Hemmi様。
当時、一年ほどで帰国する予定が、住んでいるうちにどんどんカルガリーを好きになりずっと暮らしたいと思うようになられたそうです。
住むためには仕事を探さなければならない…と、リーガルアシスタントコースのプログラムを取り、無事卒業されたEmma Hemmi様。

▼右がEmma様。イエローのワンピースに白のジャケットが華やかで知的な印象を受けます。

 

ロッキー山脈に誓う大都市、カナダのカルガリーってどんな所?

カナダ西部に位置するアルバータ州最大の都市、カルガリー。
人口約120万人の大都市です。有名なカナディアンロッキーが近くにあり、たくさんの観光客が訪れるカルガリーは大自然もあり、ショッピングやランチ、ディナーも楽しめる街。
近年は文化活動も盛んで、毎年たくさんのイベントやフェスティバルが開かれています。

▼Calgary Pride というカルガリーで毎年開催されているLGBTプライドフェスティバル

カルガリーでは町の景観を損ねないため、電柱や電線がほぼ地下にあり地上に少ないんですって!(神戸の超高級住宅街みたい…!)
Emma様いわく、だから空がとっても広いらしいです!たまに地球の丸みを感じることもあるぐらい…笑
ここからはwebサイトや旅行パンフレットに載っていないEmma様からいただいた風景の写真でカナダのカルガルーを味わって下さい…☆

▼私の家の前のスクールヤードです。白いつぶつぶは全てカモメです。

▼近所のサッカーグラウンド。

▼家の近所です。

▼駅のプラットホームから撮りました。分厚い雲が覆ってきてます。

▼雪は降るときは降るし、積もります。でも軽いです。

▼ツララは30cm以上あります。危ないですね。このときはマイナス28度です。

▼犬の散歩も足が寒いので靴や靴下を履かせる人が多いです。

最後のワンちゃん…、足元を見て思わず可愛すぎてクスッと笑っちゃいました…。それにしても-30度近くまで極寒の中のお散歩は笑っていられないですね…(;_;)

 

冬は寒すぎるカナダ、カンガリーでのファッションのポイントは?

暖かい服はカルガリーでは死活問題。カルガリーの冬はとても寒くなります。マイナス40度まで気温が下がることがあるので、基本はいかに暖かくするかに重きを置いています。私は車を持っていないので、移動手段は全て公共交通機関です。バスなどが遅れたとき温かい格好をしていないと凍え死にそうになります。
夏でも昼は30度前後まで気温があがりますが、朝と夜は5度くらいまで下がるので、どこへ行くにしてもセーターやパーカーなど何かはおるものを持っています。

こちらはシンプルイズベストなので、あまり重ね着をすると「動きにくくないの?」と言われてしまいます。
なので、なるべく重ね着しないようにしています。

▼バンフのぬいぐるみと一緒に写るEmma様。

▼雪で作られたソファーに座っている時。寒そう…!これは防寒対策が必須ですね!

▼Emma様が座られていた雪のソファー、Lake Louise というバンフ国立公園の中にある町で行われている氷像祭りの様子です。

▼氷で作ったお城の窓からのぞいています。

▼そのお城の中には氷で作ったテーブルと椅子があり、ちゃんと座れます。お尻はとっても冷たいです。笑

▼バンフで乗馬を楽しむEmma様、カジュアルで動きやすさを重視!

▼ドラムへラーという町にある恐竜博物館にて。ブラウンのカーディガンが落ち着いた印象ですね☆

▼カナディアンロッキーの町バンフの湖をバックに☆

カナダに行ったら是非ここへ!

▼カナディアン・ロッキー山脈観光の中心地、バンフ

▼夏のレイク・ルイーズです。湖がエメラルド色なのは、ミネラルの関係らしいですよ。美しい~!

▼ウォータートンというロッキー山脈にある一番小さな国立公園。公園のレベルが高い!

▼ウォータートンにある熊の足跡と共に。これはインスタ映え間違いなし☆

▼ここのワインはとても味わい深いと好評。ケローナというブリティッシュコロンビア州にあるワイナリー

▼カナナスキスというアルバータ州にある開発推進地区です。ここでハイキングをしました。湖がまるで鏡みたい!

▼Emma様がハイキング中にシマリスと出会ったらしいのですが。とても近いのに逃げないらしいです。運が良ければ出会えるかも!?

 

カナダで資格まで取得!Emma様の1日のスケジュール


▲ホストマザーが作ったというシナモンパン達

留学後、すっかりカナダを気に入って住まれているEmma様に一日のスケジュールを聞いてみました♪

今は就活中なので、一日のスケジュールは自分の用事で動く以外はほぼネットで仕事探しをしています。
週末は会場手伝いのボランティアなどもしています。何かイベント(ハロウィンやクリスマス、イースターなど)があると、パーティに参加したりします。

昨年リーガルアシスタントのプログラムを取った学校に、プラクティカムという給料は支払われないけど自分が勉強した分野で経験がつめる(インターンのようなもの)プログラムに参加していました。プラクティカムでは、他の弁護士やパラリーガルの人たちに混じって大きな法律事務所で(給料はでませんが)働いていました。
朝は8:00から仕事が始まり、12:00から13:00までは昼休憩、13:00から16:00まで午後の仕事でした。
ほぼ雑用なのですが、カルガリーの法律事務所がどのようなシステムで動いているのか、弁護士とリーガルアシスタント達の距離感はどのようなものか、事務的な業務はどのように運ばれるのかなど、とても勉強になりました。そこで驚いたのが、毎週金曜日はカジュアルフライデーでジーパン着用OK, 1ヶ月に1回は労働者をねぎらう会のようなものがあり、ケーキやマフィン食べ放題、アルコールも無料で飲み放題といったプチパーティのようなものが事務所でありました。他にもクイズ大会やトリビア大会など、日本のように仕事終わりに上司と飲みにいったりすることが無い代わりにいろいろなイベントがありました。(基本的に仕事終わりは家族の時間なので、こういったイベントも平日に仕事を早めに切り上げ、その後1~2時間で行われます)

―家族との時間を大切にする国民性。日本ではまだまだパーティーの習慣は薄いですが、自分の人生を思いっきり楽しむって素晴らしい事ですよね

 

▼Emma様がホームステイをされていた先のクリスマスツリー。装飾が豪華です!日本のお宅でもなかなかこの大きさは珍しい(*^^*)

▼クリスマスシーズンには、大きなショッピングモールなどにサンタさんが現れて、子供たちと写真を撮ってくれるらしいです。夢があっていいですね☆

▼クリスマスパーティのために、丸々1匹のチキンをホストファーザーが捌いてくれたときの写真。

▼クリスマスではトナカイがショッピングモールの裏にいたりします。水は凍ってしまうので、彼らは水分補給に雪を食べています。(桶の中の白いのが雪)

 

自分の心に正直に。それこそが健康的!カナダと日本で違う国民性

―海外での暮らし、困った事はありましたか?

最初はやはり語学です。カルガリーに来たばかりのときは、バスドライバーの言っている簡単な事もよくわからず自分の降りなければならない停車駅を過ぎることもしばしばありました。
そして文化もとても違います。たとえば、日本だと誕生日の時に貰ったプレゼントがあまり好きではなくても形だけ「ありがとう、うれしいよ」と相手に伝えると思うのですが、ここだとプレゼントが気に入らないと「あなたの気持ちは嬉しいけど、これは私の好みではないわ。教会に寄付するか、誰か他の人にあげるしかないわね。」といったこともしばしばありました。(とてもショックでした。)日本人的には、相手がプレゼントをくれた事実に対して感謝すると思うのですが、ここでは自分が気に入らないものをくれたという事実を相手にきちんと伝えることが誠実と思うみたいです。もちろん、皆がみんなそうではないと思いますが、私の周りのカナダ人はこういった考えの人が多いように感じました。
あと、日本にいるときのように事勿れ主義で全てにYes Yesといっていると、自分の意見は無いのかと訝しがられました。
最後に、私は広島県出身で新鮮な海鮮を食べて育ってきたので、カルガリーという内陸の地に来て食べる海鮮がほぼ全て冷凍という事実にショックを受けました。あまりおいしくありません。

―新鮮な海の幸、日本の美徳ですね!日本は食べ物がほぼ美味しいというお声も多く聞きます。海外に移り住み、自国の良さに気づくのもまた、良い経験かもしれません(*^^*)

▼こちらはカルガルーの食料品店で売っていたカラフルなケーキ。パーティー習慣のある国だからこその迫力!

 

―日本と一番違うと思った事は何ですか?

上記で述べたとおり、仕事に対しての感覚が違うと思います。
日本人は仕事一番、自分(の健康、家族、生活)は後回しという人が多い印象ですが、ここは自分 (の健康、家族、生活) が一番、仕事のストレスで体調を崩すようならすぐ仕事をやめるべきだし、残業続きで家族との時間がとれなくてもそんな仕事はやめるべきといったメンタリティが強いように感じます。あとマネジメントに対する感覚も違うと思います。日本は例えバイトであってもシフトがうまく回るように休めなかったり他の人の代理で出勤ということがあると思いますが、ここではバイトでも正社員でもシフトを組むのはマネージャーのマネジメントスキルにかかっているので、誰かが休んでうまく回らないと全てマネージャーの責任になります。日本は「私がいないと仕事が回らない」という責任感で仕事に取り組んでいるひとも多いと思いますが、ここでは誰かがいなくて仕事が回らないならそれは管理者(マネージャー)とタスクシステム(仕事の割り振り)がうまくいっていないという証明になります。なので、日本よりも気軽に休む人が多い印象です。(決して責任感が無いというわけではないです。)

―確かに、まだまだ日本ではサービス残業や家族を優先するより仕事を選ぶのが美とされている部分が多いです。大事なのはその時の自分の心。「イヤだな…」「辛いな…」と思いながら仕事をしても良い仕事は出来ないと思います。なかなか器用には出来ませんが、まずは自分の気持ちに正直に。仕事も私生活も思いっきり楽しめるような生き方をしたいです。

最後に聞きました。

―今、楽しいですか?

とても楽しいです。31歳にして、自分の人生が前に前に進んでいるのを実感しています。

少女のようなあどけなさがとても可愛いお写真に、こちらまで笑顔になってしまいました。
きっと素直で前向きに努力をされたからこそ、カナダで資格を取得されたのだと…同じ女性として尊敬します…☆

Emma様、ありがとうざいました!