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8月も終わりですね。
秋の気配を感じる週末、日本の寺社仏閣と新旧アートを巡る旅に行って参りました。
一度は訪れたい、ヴィトンに選ばれた美術館
まず最初に訪れたのは滋賀県の山奥に位置するMIHO MUSEUM
2017にLOUIS VUITTONが2018クルーズコレクションのショーを開催した事でも知られる美術館です。
世界的建築家の建築を堪能する
建物の設計は、かのルーブル美術館のピラミッドの設計でも有名なイオ・ミン・ペイ
今年5月に亡くなった彼の遺した建物を見るだけでも非常に価値があります。
ファッションショーのランウェイにもなったトンネルを抜けると、目の前に美術館が見えてきます。
このトンネル、もちろん歩く事も出来ますが、この日は無料カートに乗って移動しました。
桜の季節には枝垂桜が見事なので、のんびりお花見がてら歩いての移動がおすすめです。
1300年前の聖武天皇の想いに触れる展覧会
この日やっていた展覧会は
「紫香楽宮と甲賀の神仏」
MIHO MUSEUMがある信楽の地には、8世紀半ば聖武天皇によって紫香楽宮が造営され、大仏の造像が発願されたと言われています。
この展覧会では近年の発掘調査によって確認された壮大な遺跡や紫香楽宮に関連する各種の文化財を観る事が出来ました。
MIHO MUSEUMでは展覧会の企画内容によっては、ワークショップなども開催しています。
私たちは拓本取り体験をさせていただきました。
残念ながら「紫香楽宮と甲賀の神仏」展は9月1日で終了ですが、次回展覧会は
秋季特別展
2019年9月14日〜12月15日
「The 備前–土と炎から生まれる造形美–」
が開催されます。
芸術の秋に相応しいアーティスティックなお洒落着を纏い、ちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
ドット柄ハイネックアシンメトリーワンピースmode-3901
京都の超人気寺はアート作品の宝庫でした
さて、次に訪れたのは京都の建仁寺。
京都四条・祇園の花見小路の突き当たりに位置するお寺です。
建仁寺は俵屋宗達の「風神雷神図」、海北友松の襖絵などの文化財を豊富に伝える事でも有名で、回遊式庭園や石庭、各部屋ごとに異なる襖絵や衝立など、伝統ある古いものから新しいものまで、多くの作品を楽しむ事が出来る、美術館の様なお寺です。
2つの風神雷神図を陶器で再現?
回遊式庭園の奥の部屋では、大塚国際美術館と同じ大型美術陶板で再現された屏風の特別展示がされていました。
俵屋宗達と尾形光琳の風神雷神図、よく似ていますが、横に並べてみると、同じ構図でも、その作風、描画のタッチの違いがよくわかります。
広くてゆったりしている建仁寺、お庭を眺めながらゆっくり過ごすのもいいですね。
京都観光の行き先のひとつ、インスタ映えスポットとして人気があるのも頷けます。
最新のアートを歴史ある神社で体験
そして、建仁寺をゆっくり堪能した後に向かったのは、最後の目的地、下鴨神社です。
京都・出町柳に位置する下鴨神社は、先ほどの建仁寺の最寄駅である京阪電車「祇園四条」から電車一本で行ける手軽さ。
蹴鞠や御手洗祭、古本市などで年中賑わう下鴨神社の参道、糺の森と下鴨神社の境内では、今や毎年の恒例イベントとなりつつある、チームラボによる「下鴨神社糺の森の光の祭」が開催されています。(2019年9月2日まで)
チームラボプレゼンツ糺の森の光の祭
呼応する森では来場者の動きによって変化する色とりどりの光の演出が私たちを異世界へといざなってくれるかのようです。
木々の向こう側には、来場者と共に境内へと向かう動物達の姿が光で描かれます。
鳥居をくぐり、境内に入ると、様々な大きさの光が迎えてくれました。
次々に色を変え、人々と共に共鳴する光のオブジェはいつまでみていても飽きません。
とても幻想的な空間がそこにありました。
写真ではうまくお伝え出来ないのがもどかしいです。
今年の秋は寺社仏閣から目が離せない
3つの展覧会、どれも寺社仏閣に関わるものでしたが、新旧織り交ぜ様々な表現、様々な歴史を感じられる展覧会でした。
最近では神社やお寺でのこういった催しは増えていますし、私も歳を重ねるにつれ、イベントだけでなく、そこにある歴史や仏像などにも興味が湧くようになりました。
もともと、寺社仏閣は宗教を広めるだけでなく、地域の人々の憩いの場であり、人々が集まる場所であったといいます。
秋にはさらに紅葉とともに楽しめる催しも沢山用意されています。
どこに、どのお洋服を着て行こうかな?
そんな事を考えるだけでワクワクします。
これからの季節は昼と夜の寒暖差も大きいので、夜にさっと羽織れるものを一枚持ってお出掛け下さいね。