【京都まにあ】季節外れの京都のちょっと怖いところ。。あの世とこの世の分かれ道。。ゲゲゲな通り

皆さまこんにちは、サワアラモードスタッフの北本です。
今回は魔界の伝説が残る「六道の辻」エリアに足を踏みいれました。。
噂には聞いていましたが、、ドキドキしながらの京都散策の始まりです。
実は、「あの世につながる井戸」の画像がパソコン上で真っ黒になる、、、というハプニングまで起こる。。ゲゲゲな今回のブログです。。。

あの世とこの世の分かれ目『六道の辻』

六道の辻とは?
東大路松原をやや西へ行ったあたり。

その昔、ここより東にある鳥辺野(現在の『清水寺』などがある丘陵地帯)は、風葬が行われた場所だったそうです。
なので、その入口にあたる六道の辻は、古来より“あの世とこの世の分かれ目”“冥界の入口”と、いわれてきました。
そのためこの地には、あの世がらみの伝説やお寺が、数多く残っています。

1200年の都京都。
長い歴史の中で多くの人が生まれ・生活し、亡くなった場所京都。
人の姿にも光と影があるように京都の町にも賑やかな場所もあれば暗い場所もあります。
そして、京都にはそんな人の心理の暗い部分を表すような場所があります。
それが、六道の辻といわれる不思議な空気が漂う京都の異界です。

 

ここはかつて京都で亡くなった人の骨などが流れてきていたそうです。
その証拠か、轆轤(ろくろ)町という町名が残っていますが、昔は髑髏(どくろ)町といわれていたそうです。

昼間は朝廷に仕え、夜は閻魔大王のお手伝い?!六道珍皇寺

あの世がらみの伝説やお寺が残る六道の辻のなかでも、とりわけ有名な『六道珍皇寺』へ。
朱色の門の脇には“六道の辻”という石碑が。ここは、平安時代の歌人・小野篁の、不思議な伝説が残るお寺です。

その伝説とは?
小野篁は、なき母に会いたくて閻魔大王の手伝いをしにあの世の世界へ通っていたそうです。
昼間は朝廷に仕え、そして夜は、このお寺にある井戸を通って地獄へ通い、閻魔大王の裁きを手伝っていた、……というもの。
かなり、働き者だったんですねぇ。

境内には、閻魔大王と小野篁の像が安置されているお堂がありました。格子の隙間から中を覗いてみると……予想以上の大きさにビックリ。
暗い空間で、巨大な塊が、こっちを睨みながらボーッとたたずんでいるようで。ある意味、ブキミで怖かったです!

さらに奥へ進むと、小野篁がここを通って地獄へ通っていたという『冥土通いの井戸』が。
そばには近寄れなかったのですが、ここも格子の隙間から覗くことができました(お盆期間は非公開のようです)。
整然とお手入れされた庭に、おどろおどろしい伝説をもつ井戸がある……というのが、少しアンバランスな感じでした。

さて、このお寺は、京都市民には『六道まいり』で知られています。お盆にここへ参拝し、冥界まで聞こえるという『迎え鐘』をついて、先祖の精霊をお迎えするのです。
鐘は外から見えないようお堂に入っていて、中から鐘を鳴らすためのものと思われる綱が出ています。ちょっと珍しい鐘でした。

スタイリストの中川はなかなか上手に撞くことができなくて、ほかの観光客の方と大笑いしてました。

幽霊の子育て伝説がある「みなとや幽霊子育飴本舗」

むかしむかし。六道の辻にある飴屋さんに、夜な夜な飴を買いにくる、顔色の悪い女がいた。不審に思った飴屋さんは、ある夜、跡をつけてみた。すると女は、鳥辺野の墓地のあたりでスッと消えてしまった。
翌日、掘り起こしてみると、そこは出産直前で亡くなった女性の墓で、ナンと、産まれたばかりの赤ちゃんと、飴がでてきたという。どうやら墓の中で産んだ赤ちゃんを育てるために、幽霊となって飴を買いにきていたらしい……。

こんな昔話しを覚えていませんか?
私、子供の頃にこの話しがすごく印象的でずっと覚えていました。
そしたら、京都にこの飴屋さんがあって、しかもまだ営業している!とのこと!!すごく驚きました!

早速、お店に入るととってもきさくな20代目店主のおかみさんが対応してくださいました。
なんでも、450年から500年続く、京都で2番目に古いお店といわれているそうで、もともとはお米や麦などの穀物を売っていたそうです。
本業の合間に麦を使った飴をつくっていたのですが、いつしか販売もするようになったそうです。

幽霊が買いに来た当時は、水あめのような形でお箸に飴を巻いて売っていたそうです。
いつしか、固形の飴として販売するようになりました。材料はいたってシンプル。艶やかな琥珀色をしています。味も製法も昔と変わらないので、赤ん坊が食べた時と同じ、懐かしい味わいが特徴です。

実は、漫画家の水木しげる先生もこの飴を買ってくださっていたそうです。
なんでもこの飴の話が「ゲゲゲの鬼太郎」が誕生するきっかけとなったんだとか!!
母親の子への深い愛情がつまった伝説が伝わる『幽霊子育飴』を食べてみませんか。

六波羅蜜寺に行かないなんて、勿体ない!

六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)は、祇園祭り、八坂神社がある事で多くの観光客が訪れる、京都府京都市東山区にあり、西国三十三所第17番札所としてもしられています。

踊りながら念仏を唱える伝統芸能「踊り念仏」で知られている「市聖空也(いちひじりくうや)」が、平安時代中期(天暦5年)に造立したという「十一面観音」を本尊とする道場に由来しており、当初は「西光寺」と呼ばれていました。
当時、空也上人は、疫病が蔓延する京都で、この観音像を手押し車に乗せ、念仏を唱えながら町を歩き、病人がいれば茶をふるまい、多くの人々を救ったと言われています。
空也上人がこの世を去った後、977年に比叡山の僧、中信が中興し天台別院とし「六波羅蜜寺」と改名しました。

六波羅蜜寺の本堂には、開祖である空也の像「空也上人立像」があります。
空也の口からは、6体の阿弥陀仏の小像が吐き出されているのですが、この6体の小像は「南無阿弥陀仏」の6字を表現しているのだとか。
学生時代に日本史の教科書で見て、衝撃をうけた仏像です!

弁財天の横にある「一願石」なるものは、柱に円盤状の石がはめられた、一見するとなんだかわからない不思議な石です。
なんでも、金色の文字があるのでそこを中心に合わせてから、願いを思い浮かべ、祈りを込めてこの円盤状の石を手前に3回まわすことで、願いが叶うとか…願いを届けられるのは1つ、一度きりです!よ~く考えてから回しましょう!

こんなところにまさかのおしゃれなカフェ

おどろおどろしい界隈でちょっと疲れたら、、
おしゃれなカフェがあるのでご休憩ください!(笑)
その名も「SAGAN」

五条松原通り、六波羅蜜寺近くの町家カフェ「サガン」。
建仁寺を抜けたところにあります。
本格ランチ、スイーツ、自家製パンなどが楽しめる町屋カフェです。11時まで営業しているので、夜カフェ使いもできます。

町家なのにモダンでスタイリッシュな店内
モダン仕様の町家は、天井も高く開放的です。
パンは自家製になっていて、店舗で焼き上げます。

この時期は、風が吹き抜けるテラス席が気持ちいいです。ここで読書や仕事すると、はかどりそうですね。

どきどき京都旅行にぴったりコーデ


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まさかのパソコンで画像がまっくろになるハプニングがありましたが、今回も楽しい京都女二人旅でした♡